こんにちは。てならい堂スタッフの松本です。

実は、「初めてのしっかり金継ぎ教室」のアテンドは初めてなのですが、5回目とあって談笑されている皆さまの和やかな教室に、私も迎え入れてもらった気がして嬉しかったです。

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今日の作業は、前回黒漆で下塗りをした器に、今回は弁柄漆で中塗りをしていきます。

なぜ、色を変えて塗るの?と疑問に思うけれど、そこにはやはり理由があります。次回の粉蒔きでは、黒漆を塗った上に錫粉を蒔くのですが、その黒漆を塗る時に今回の中塗りの線を朱色にすると、色の対比でどこを塗ったか、塗り残しが無いかを見つけやすいですよね!

塗りの前には、まず研ぐ作業から。1000番のペーパーやすりで慎重に水研ぎをしていきます。3〜4回研いだらやすりかけをしていないところと見比べて、マットな艶消しになっていると研げているので、その状態が全体になるように研いでいきます。

凹んでるところに当たるように、ペーパーを折って研ぎます。

凹んでるところに当たるように、ペーパーを折って研ぎます。

黒っぽい研ぎ汁が拭いて付いたら研げているので、先生に確認しながら進めていきます。

下塗りの線のはみ出した漆をナイフで整えておくと、この後中塗りをするときに迷わず線がひけるとのこと。

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ここまで整えたら、下塗りを隠すように弁柄漆を塗っていきます。

漆を塗るのは2回目なので、筆の洗い方の復習をしました。先生と一緒に手を動かしながら「ああ、そうだった。筆には油がついているんだった。」と思い出したり、その日に使う漆を筆に馴染ませるように洗うことから始めました。

弁柄漆で筆を洗い、竹ヘラで薄く伸ばします。

弁柄漆で筆を洗い、竹ヘラで薄く伸ばします。

黒い下地を残さないように、今日はしっかりと塗っていきます。ここで下地が残ってしまうと、最後まで残って見えてしまう可能性があり…。タテ・タテ・ヨコ・ヨコ・ナナメと厚すぎない程度に。

多少はみ出しても良いですよ、と救いの言葉も!

多少はみ出しても良いですよ、と救いの言葉も!

割れの線はブレない様に書いていきます。

ずっーと見つめていると目が疲れちゃうので、たまには遠くも見て目を休めましょう。。

ずっーと見つめていると目が疲れちゃうので、たまには遠くも見て目を休めましょう。。

器を塗り終えたら、アクリル板の下絵に弁柄漆を塗っていきます。

この時期は漆が縮みやすく、漆風呂に入れると5〜6時間で乾いちゃうそう!

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油分が付着しているとそこだけ漆が乗らない部分が…!手の指紋でもあるそう。

油分が付着しているとそこだけ漆が乗らない部分が…!手の指紋でもあるそう。

次回はいよいよ、今日の弁柄漆の上に黒漆を塗って金属粉を蒔く「粉蒔き」の工程です。

金継ぎらしさを実感できる回ですね、お楽しみに!