<全5回>自分の手で一着仕立てる。直線裁断でつくる“越前シャツ“ワークショップ
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愛着のもてるシャツを一着、自分の手でつくってみませんか?
越前シャツは、着物みたいに直線だから着る人によってデザインが変わって見えたり、前ボタンシャツで半分洋服のようでもあり、和洋折衷のおもしろい服です。
細かい作業が多くちょっと大変な部分もありますが、直線裁断で布を無駄にせずに前ボタンのシャツを一着つくれるようになるというのは、とても魅力的だと思います。
全5回、石徹白洋品店認定講師の方から教わりながら、仕立てていきましょう。

和裁の集大成
先人たちが積み重ねてきた知恵を学び、日本人が古来よりつくってきた直線裁ちの服を、現代のライフスタイルに合う形にリデザインしてる石徹白洋品店さん。
石徹白で受け継がれてきた服の中で、上下合わせて8つの直線裁断・直線縫いの服についての「作り方」を公開しています。これらはいかに動きやすい服に仕立てるか、ということが考え尽くされており、直線で断つことによって布の無駄がなく環境負荷を最小にできる。まさに、日本の人々が培ってきた和裁の「集大成」と言えます。
今回はその8つの服のうち、”越前シャツ”をつくります。

越前シャツとは?
石徹白でつくられてきた男性の作業着を現代風にアレンジした、和洋折衷の前ボタンシャツ。それが越前シャツです。
和服の延長なので、脇に三角形のマチがついているのが特徴です。
着物のように肩線が落ちているので、どのような肩幅の方でも気にせず着られ、肩周りが自由で心地よく着れます。
シャツをつくるにあたり、ボタンホーラーがなくてもボタンを縫い目にあわせてつけられる、というのも嬉しいポイント。
幅の長さ丈の長さも変えられるので、今後アレンジ次第でコート、ワンピースもつくれますよ!

石徹白とつながる
石徹白洋品店を語るには、まず石徹白(いとしろ)について知る必要があります。
石徹白は、岐阜県と福井県の県境、標高700メートルに位置する山深く雪深い場所、日本三名山に数えられる白山の麓にある小さな集落です。白山信仰が盛んな時代には数多くの修験者が出入りしていたといいます。
そんな縄文時代から続く集落「石徹白」で、そこに伝わる服の形をベースとした服づくりをしている「石徹白洋品店」さん。長い歴史の中で積み重ねられてきた知恵や技術を現代に甦らせ、日々の暮らしの中に取り入れていく提案をしています。

そして、その土地の植物の色をつかって、1枚1枚の布を手作業で丁寧に大事に染めています。
春は桜、秋は栗など、できる限り自分たちの身近な地域の植物を、自分たちの手で採取して、草木染めや藍染をおこなっています。
古くからその地に伝わってきたものに敬意の念を持ちながら自然の恵みにも感謝し、今のわたしたちにあった新しい価値を生み出そうとする石徹白洋品店さんの姿勢に、わたしたちてならい堂は共感しました。

全5回で一枚のシャツを仕上げる
基本的に手縫いベースで講座を進めるので、普段ミシン縫いをしている方は手縫いの良さを感じられると思います。
工程は次のような内容を予定しています。
第1回目)
越前シャツや石徹白についてのお話、採寸、裁断
第2回目)
縫製(見頃、袖、カフス)
第3回目)
縫製つづき(袖付け、裾上げ)
第4回目)
縫製つづき(前立て、衿)
第5回目)
縫製つづき(衿付け、ボタン付け、カンドメ)、全体のおさらいと質問会、寸法変更やアレンジ方法について、お披露目会
みなさんのサイズに合ったお好みのシャツをつくっていきますが、最終回ではサイズ違いのシャツのつくり方やその他アレンジの方法についても話を伺っていくのでお楽しみに。

宿題について
全5回の工程をすべて手縫いで進めていくため、作業量的に毎回みなさんに宿題がでます。
※宿題時間の目安:全体を通して20時間前後
ですが、そんなおうちでの針仕事の時間も、あわせて楽しんでほしいなと思います。
おうちで宿題をする際は、ミシンを使用いただいても結構です。
今回の講座では、特に初心者の方に向けたレクチャーなどの時間はありませんので、講座の参加条件としては、「宿題にとりくむ時間と意欲のある方」はもちろんのこと、「裁縫を普段からする方、もしくはなみ縫い・玉止め・まつり縫いが理解できてやれる方」とします。
また、細かい作業が結構多いので、辛抱強く縫える人にぜひチャレンジしてほしいですね。
最終回で完成することが理想ではありますが、
ご多忙で宿題が間に合わなかったなど、ご自身の事情により最終回までに完成ができない場合は、
おうちでゆっくり続きの作業をしていただき、完成いただく形でも大丈夫です。
どうぞお気楽にご参加ください!

受講にあたり必要なもの
この講座では、つくり方の冊子をみながら進めていきます。
毎回こちらをみながら講座を進めますが、冊子の中身は全ページフルカラーでひとつの読み物のよう。
つくり手さんの想いが詰まっているので、ぜひごゆっくりご覧ください。
採寸・裁断・縫製の方法などだけでなく、石徹白集落のことも載っていますよ。

越前シャツをつくるにあたり必要な材料は、生地・ボタン・手縫い糸。
生地はお好きな布を選んでつくっていただいてもよいですし、こちらで用意することもできます。
着物反物でつくりたい人も対応できるので、申込時にサイズなど写真を添えて教えてくださいね。
越前シャツは選べる生地の幅が広いのが特徴で、特に、シャツ、薄手、平織りの布がおすすめだそうですよ。
つくりたい生地がある方は一度先生に相談してみてくださいね。
こちらで用意した材料一式を購入いただく場合、生地の用意は2種類あります。
- オーガニックコットンネル/生成り
- リネン/ホワイト
一つ目は「オーガニックコットンネル/生成り」。
柔らかくふんわりした生地で肌あたりがよいのが特徴です。
肌が弱い人にもおすすめの生地で、真夏以外のシーズンに着れます。
生成りなので自分であとから草木染めしてみるのも楽しいかもしれませんね。
二つ目は「リネン/ホワイト」。薄手であわせやすく、針の通りも良いため縫いやすい生地です。
真冬以外のシーズンに着れますよ。
この2種類からお好みでお選びくださいね。

\こんな方におすすめ/
「越前シャツに興味があって、作り方をならいたい人」
「自分の手で衣服をつくってみたい人」
「和裁の技術を生かした前ボタンの服に興味がある人」
「ちゃんとつくり手からならってみたい人」
そんな方はぜひご参加くださいね。
自分でシャツをつくるという経験はなかなかないと思うので、どうぞこの機会にチャレンジしてみてください。
この越前シャツをつくる過程には、細かい”技”も多くあり、いろんな服づくりにも応用できるとのことです。すでにご自身で服をつくれる方も服づくりの幅が広がるかも。
みんなで一緒にちくちくしながら、お好みの一着を仕上げていきましょう!
※下記は以前開催した、石徹白洋品店の「たつけ」をつくるワークショップの体験レポートです。
つくるものは異なりますが、気になる方はあわせてご覧くださいね。
【てならい後記】石徹白に伝わる伝統衣”たつけ”をつくるワークショップ 1回目
【てならい後記】石徹白に伝わる伝統衣”たつけ”をつくるワークショップ 2回目
【てならい後記】石徹白に伝わる伝統衣”たつけ”をつくるワークショップ 3回目

































