長く大切に使いたいと思える傘 − 舟久保織物 −

img_2715

舟久保織物は、傘生地専門の機屋です。甲斐絹が伝わる富士吉田市にあり、大通りを曲がった田園風景が広がる自然豊かな景色の中に工房はあります。90年以上も織物に携わり、昭和40年に現在の地に工房を構えました。

工房は糸を染める”染め場”と、染めた糸を織り生地を作り上げる織機が並ぶ”織場”の2つ。どちらもつづいてきた伝統を感じられる、貫禄のある場内です。

織り場だった所を染め場に

織り場だった所を染め場に

シルクスクリーンで染めていきます

シルクスクリーンで染めていきます


9台の織機が並ぶ織場

9台の織機が並ぶ圧巻の織場

織りの様子

織りの様子


作り手の舟久保勝さんは、糸の染め〜生地の織りまで一人で行う技術人。ほぐし織の歴史から、技術についての深いお話まで、皆さんがこれから使う傘ひとつひとつについて、詳しいお話を沢山きくことができ、”大切に使っていく”ことへの理解がきっと深まっていくことでしょう。

職人の手から、生活者の手へ。つづけたいこと

img_2662

”ほぐし織”の技術で生地を織り上げる勝さん。

ひとつの思いとしては、”ほぐし織を退化させない”という思いもあります。伝統的な技術であるほぐし織。でも、普段の生活の中で耳にすることはほとんどありませんよね。

この機会に皆さんに”ほぐし織”の技術を目から、耳から、五感で体感していただき、子や孫の代までつなげていくことができるモノを手に取っていただきたいです。

そのモノには、作り手の方の思いはもちろん、購入した皆さんの思いも入っているはず。(もし、誰からのおすすめがあったら、その人の思いも入っていますね。)そんな色んな人の気持ちが入っているモノを長く大切に使い、まわりにも広げていく。そうやって、技術も皆さんの手でつなげていくことができるのです。

ほぐし織について

topmainimg

ほぐし織の歴史は長く、18世紀後半にフランスのリヨンにおいて織製法が開発されました。(マリーアントワネット王妃もドレス生地として愛用したそうです!)日本でのルーツは明治時代から始まる、秩父の「銘仙(めいせん)」という平織の絹織物です。”平織”と言われれる一般的な織物ではタテ糸とヨコ糸を交互に組み合わせますが、銘仙ではタテ糸とヨコ糸を故意にずらし織り上げていきます。

ほぐし織の大きい工程は、仮織(糸を一枚の生地に)→シルクスクリーンで染めあげる→タテ糸をほぐし、仮織の糸を抜き、糸に戻す→織機で織り上げていく工程になります。

染め上げたタテ糸を、再びほぐして糸にするので染め上げた柄よりも、織り上がった柄はにじんでみえたり、かすれて見えたりします。その微妙な柄のかすれ具合によって、ほぐし織では立体的な柄を表現することもできるのです。

舟久保織物でも、二次元の三次元化に挑戦していて、平面の上に立体感を出すための試行錯誤を繰り返しています。実際にできあがったものをみると、生地の奥行きが出ていて、ほぐし織という技術の広さを体感することができます。

他にも、扱いが難しいと言われている麻での織りに挑戦していたり、これまでのほぐし織とは一味違う、舟久保織物の取り組みも直接見てみてください◎

大量消費・大量生産化によって安価で手に入れやすい傘が世の中にはたくさんあります。舟久保織物では、”長く大切に使っていただきたい傘”を作っています。手軽に買えるようなお値段ではないかもしれません。しかし、皆さんが選ぶ傘が、皆さんひとりひとりと一緒に思い出を作っていけるように、 こだわりの素材を使用して耐久性と軽さを実現した傘は、生活の中で大事な相棒になることに間違いありません。

染め上げた糸をほぐすと、また違った印象の柄が出てきます

染め上げた糸をほぐすと、また違った印象の柄が出てきます

麻を使用した生地

麻を使用した生地


スタッフおすすめ

お取り扱いしている商品の中から、てならい堂スタッフのおすすめ商品をご紹介します!

晴雨兼用長傘 マルサンカクシカク/カラフル

晴雨兼用長傘 マルサンカクシカク/カラフル
カラフルな色使いで雨の日も元気に!
自由に色を楽しめて◎幾何学的な柄もかわいい。
ほぐし織のかすれ感がわかりやすい感じもします。

樹海/藤

樹海/藤
草葉のデザインが素敵な一点。
「色合いがとても好き」というスタッフも!
草葉の影が透ける感じも楽しめそう・・・!?


樹海/若葉

樹海/若葉
樹海という名前とは裏腹に、とても明るく爽やかなイメージで
かわいらしい一点。
白っぽいカラーなので、さしていると明るくなりそうです。

富士山/青

富士山/青
青の発色とグラデーションがとても綺麗。
シンプルなデザインなので、どんな服にも合わせやすそう。


富士山/緑

富士山/緑
雨の日でも緑を持ち歩ける感覚、
雨の中の森のようで気持ちよさそう。
グラデーションが綺麗です。

千鳥/橙

千鳥/橙
派手すぎず、かといって地味すぎもせず、
コーディネートの邪魔をせず、とにかく長く付き合えそう。
優等生な傘ですね!



とりにいく体験をお申し込みされる方は、「体験する」ボタンより詳細内容をご確認いただき、気になる商品/シリーズをご選択ください。