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みなさん、お家で眠っている着物ってありませんか?

おばあちゃんの着ていた着物、サイズが合わなくて着れないけど、捨てるには忍びない。でもどうしたらいいかわからなくて持て余している、、なんてお話をよく耳にします。

そんな方のために今回、着物のプロに教わる「着物をほどく」ワークショップを開催します!

ほどいた着物はご自分のサイズに合わせて仕立て直すもよし、小物にするのもよし。反物の状態に戻して、もう一度命を吹き込みましょう。そんなこと言われても、私にはどうすることも、、という方は、もちろん先生にその場で相談してみてください!

着物は本来、全てを手縫いし仕立て直して着続けていけるもの。洋裁が「ほどけないようにしっかり縫う」のに対し、和裁では縫い直すことを前提として「ほどきやすいように縫う」ものです。

ほどくって、適当にやってもできてしまうものなのですが、いざ自分でやろうと思うと腰が重くなってしまいますよね。自己流だと手順が分からなかったり、生地を傷めてしまう可能性がありますし、思い入れのあるお着物ならなおのこと。この機会に、正しいほどき方をプロに教わってみませんか?

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教えてくれるのは、和裁愛に溢れた仕立て屋ユニット「ツヅクキモノ」さん。どうしてもハードルが高く感じてしまう着物の世界ですが、カワイイ生地を見つけて盛り上がったり、自作の小物を本当にさりげなく使いこなすお二人を見ていると、着物や和裁の世界も、ごくごく日常的な愉しみのひとつなんだと気づかされます。

そんな二人と一緒に、ワイワイとお互いの着物を見せ合いながら、愉しい時間を過ごせたらと思います。

仕立て屋ユニット"ツヅクキモノ" 「着物は決して無くならない。続いていく」という信念を ユニット名に託し、着物に触れる機会をもっと増やして欲しい、 もっと着物を気軽なものにしたいと願い、活動しています。

仕立て屋ユニット”ツヅクキモノ” 「着物は決して無くならない。続いていく」という信念を ユニット名に託し、着物に触れる機会をもっと増やして欲しい、 もっと着物を気軽なものにしたいと願い、活動しています。

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昔の人は、着物を羽織や布団に仕立て直し、その形を変えながら使い続けていきました。まっすぐな生地(反物)を直線で裁つので何にも使えない形のハギレが出ることはなく、そこからきんちゃく袋や小銭入れなどの小物も作っていました。着物を自分で作ったり着たりする機会が少なくなった現代の私たちですが、「ものを受け継ぐ」「手直しをする」「よみがえらせる」など、和裁には多くの大切なことが含まれているような気がします。

今回、みなさんにはお持ちの袷(あわせ)のお着物をご持参いただくのですが、できれば手縫いのものが好ましいです。ですが、わからない場合もひとまずお持ちください。

実物を見てみたら、もしかしたらほどけないものもあるかもしれませんが、その場合は他の方の着物を一緒にほどかせてもらったりして、楽しめたらと思います!

※ワークショップの2時間では1枚全てはほどき終わらないので、残りはご自宅でとなります。

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着物をほどいてみると、仕立てたのはプロか素人か、柄のところは糸の色を変えているんだなとか、繕って大切に着ていたんだなとか、その着物の歴史やどんな風につくったものかがわかるそうです。そんな自分では気づけない些細な発見を、ぜひこの機会にお楽しみください。

その後のことまでも、てならい堂ではゆくゆくワークショップでご一緒できたらなーと思ってますが、今回はまずその第一歩として、解くところまで!

 

着物をほどいたら、次はこんな風にも楽しめます◎

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