少し暖かくなるアイテムがあると嬉しい季節。11月はウールストールの“玉ねぎ染め”を開催します。

一枚の布を、植物の色で染め上げる時間。それは、暮らしの中で少し立ち止まり、自然のリズムに心を合わせるようなひとときです。

今回染めるのは、やわらかな風合いのウールストール。薄手の軽やかな素材ながらウールならではの優しい暖かさもあり、玉ねぎで染める自然な温かみのある色合いがとても素敵です。

生地は2種類から選べます。無地のものと白黒の市松柄。無地に絞りを入れるのも楽しいですよ。あなたのお好みはどちらですか?自然な風合いのストールで首元のお洒落を楽しみましょう。

玉ねぎで染める

玉ねぎの皮から色を抽出して染めていきます。

植物、土、野菜など、草木染めの素材は本当にさまざま。
今回のワークショップでは、玉ねぎの皮を使って染めていきます。これがまた、とても綺麗な色が出るんです。玉ねぎの皮を煮出して染料をつくるこの手法は、季節を問わずできて、素材も手に入りやすいので、おうちでも気軽に楽しめる草木染めのひとつです。

媒染剤(色止め・発色)はいろいろありますが、今回は鉄媒染とミョウバン媒染を使用します。浸す時間などで色合いの濃さがが変わり、濃さも多少変わりますのでオリジナルの色味をお楽しみください。簡易できな絞りで模様を入れたり、グラデーションに染めることもできますよ。当日、職人さんと相談してみてくださいね。

ストールは2種類ご用意。当日お好きな方を選んでください。

 ●ベージュ無地 SIZE:幅 70cm × 長さ 180cm

 ●市松白黒 SIZE:幅 105cm × 長さ 200cm

どちらも ウール(毛)100%。やわらかく軽やかな風合いで薄手ながらふわっと空気を含むので、肌寒さを感じる秋から、本格的に寒くなる冬はもちろん、春先にも活躍します。日々の装いにそっと馴染んでずっと傍に寄り添う、そんなストールです。

模様を楽しむ

無地で少し寂しいと感じたら、絞りの加工を施して染めてみてください。ビー玉や割り箸、輪ゴムを使って、さまざまな絞り模様をつくることもできます。

生地を結んで染液に浸けない白い部分を残すことで柄をつくる「絞り」。思い通りにいかないところも、この技法の面白さです。偶然が織りなす模様も楽しんでみてください。

半分だけ染めるのも面白いし、グラデーションに染めるのも面白いかも。狙った模様が出る瞬間には、きっと小さな感動があるはずです。

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歴史ある「染の里おちあい」で本格的な染め体験

今回も、いつも染めのワークショップでお世話になっている「染の里おちあい」さんで開催します。

100年間もの間この土地で着物を染め続けている染めの里おちあいは、今は地域の染め工房として場所をひらくことで、私たちに五感を通じて染め文化を伝えてくれています。

普段、きものの染色を行なっている工房での染めの体験は貴重です。

100年前と今とでは、「染める」という仕事は、全く違う立ち位置になってしまったのだろうと思います。けれど、「自分で染める」という経験は、そのモノがどのような思いでつくられているかを知ることにつながります。

場所は、新宿区落合で100年に渡り着物の反物を染めてきた工房「染めの里おちあい」です。

場所は、新宿区落合で100年に渡り着物の反物を染めてきた工房「染の里おちあい」です。

玉ねぎの色を育てる、秋のひととき

同じ玉ねぎ染めでも、仕上がる色はひとりひとり異なります。そして、翌日から空気に触れて少しずつ色味が変化したり、柔らかく褪せたりと、“育っていく色”を楽しむことができます。

ご自宅で貯めた玉ねぎの皮があれば、ぜひお持ちください。染めるものと同じくらいの重さの皮で、しっかりと色が出るそうです。もちろん、染めるのに十分な量はこちらでもご用意していますのでご安心ください。

「もったいないから取っておいた」という気持ちをそのまま、色に変えていきましょう。

自然の恵みが生むやさしい色合いを、手で感じながら。布と心を静かに整えるような時間を、ぜひご一緒に。