服を染め直して、育てていく。藍の染め替えワークショップ。2026年5月
着なくなってしまった服を、自分の手で藍に染め替えるワークショップ。
100年続く染めの工房で、職人さんと相談しながら、眠っていた一枚を“もう一度着たい服”へと染め直しますよ。
藍は肌なじみがよく、濃淡や模様づけによって多彩な表情を生む色。染め上がりは一人ひとり異なり、時間とともに少しずつ変化していく“育つ色”でもあります。
「捨てずに手をかけて、もう一度愛着を取り戻す」そんな時間を過ごしてみませんか。

おうちに眠っている服を、自分の手で藍色に染め替えます。買った頃のワクワクが薄れてしまった服、思い出はあるけれど今の自分にはしっくりこない服。
そんな一枚を「もう一度着たい服」に育て直すのが、このワークショップの醍醐味。
藍は日本人の肌に馴染む色。濃く深い藍にも、やわらかな藍にも染められるインディゴピュアを使って染めていきます。柄を消して雰囲気を変えることも、絞りで模様をつけることもできますよ。「絞り」と呼ばれる技法を駆使して、狙った通りに柄を出すのは結構難しいですが、それが面白みでもありますね。
Tシャツ、ワンピース、ボトムス、小物など、素材も綿・麻・レーヨン・ウールと幅広く対応。地色がある服は、藍と重なって思いがけない表情が生まれるのも魅力です。

「染め替え」とは元々、古くなったり、似合わなくなった着物などの色を上から染め直すこと。聞いたことがある、知ってるけど実際に自分で染め替えしたことがある人は少ないのではないのでしょうか。
ひとつの着物を長く着続けるための昔からある手法ですが、これは、洋服にも置き換えられます。着物の染め替えと聞くと敷居が高いけれど、リメイクするという感覚だと思うとなんだか身近に感じますよね。
捨てるのはもったいないし、今あるものをもう少し生かしたい。そんな気持ちから「自分で染めてみたい」と思う方も多いはずです。
新しい服を買う楽しさとはまた違う、手をかけるからこそ生まれる喜びがあると思います。

会場は、100年にわたり新宿・落合で着物を染め続けてきた工房「染の里おちあい」さんで開催します。
普段は着物の反物の染色を行っている場所で、職人の手仕事を間近に感じながら藍の染め替えを体験できます。
100年前と今とでは、染めの仕事の立ち位置は大きく変わりました。今は地域の染め工房として場所をひらくことで、私たちに五感を通じて、染め文化を伝えてくれています。
それでも、布に向き合う姿勢や、色を重ねる丁寧な手つきは変わりません。そんな伝統を守る職人さんと、どんな色にしたいか、どんな雰囲気に育てたいかを、気軽に相談しながら進められます。
「自分で染める」という行為は、ものづくりの背景にある思いや手間を知る入口になります。
歴史ある場所の空気やつくり手の視点に触れることで、自分の服を見る目も少し変わってくるかもしれません。

藍で染め替えた服は、染めた瞬間がゴールではありません。 空気に触れたり、光を浴びたり、日々の暮らしの中で少しずつ表情を変えていきます。 その変化を眺めながら、「あの日、自分で染めたんだよな」と思い出す時間も、きっと愛おしく感じられるはずです。
眠っていた一枚が、また袖を通したくなる一枚へ。
藍の色と一緒に、服との関係をもう一度やさしく結び直してみませんか。 きっと、これからの季節が少しだけ楽しみになりますよ。































