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※本記事は過去の教室記事になります。今年の金継ぎ教室詳細はこちらから

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てならい堂はもっともっと、みなさんの生活のアチコチにちょっと丁寧な選択肢が増えたらいいと思っています。
なんでもすぐ買える時代ですが、壊れたものは捨てるという選択だけではなく、直してじっくり長く使うという選択肢も持っていたいです。金継ぎは、壊れたものに新しく命を吹き込こむ素晴らしい技法。

そんな金継ぎなので、昨今ちょっと盛り上がり気味ですが、けれどプロから見ると、それって金継ぎですか!?って内容も巷にはあるとかないとか。といいつつも本物と言われる金継ぎも、作家さんによって技法はいろいろで、これも”キホン”と呼べるものがない状態です。

そこでてならい堂は考えました。もっと敷居を低く、といって変なまがい物でない”キホン”が流通すれば、生活者がもっともっと金継ぎを普通に、気軽に選択肢として取り入れられるのではないかな、と。

だから、今回は、金継ぎを単に先生から習う教室ではなく、生活者が自分たちのものとして取り入れることができる方法を模索する機会を作りたいと思いました。
繕い人のアマノシトミさんに監修してもらい、単なる教室ではない、”みんなの金継ぎ”と題して始めたいと思います。

金継ぎという言葉を聞くと、金を使って繕っている器の姿を想像してしまいますが、金継ぎのベースは漆。
漆で接着剤をつくり、漆で作ったペーストで隙間を埋め、漆で線を描き、最後の仕上げで金や銀を撒いたり色漆を使用し仕上げていきます。金継ぎと一口に言えど、金だけの仕上げという訳ではないのです。

「みんなの金継ぎ」は月に2回ずつ全部で6回で完結で、仕上げは漆仕上げになります。
金や銀で仕上げたい場合は、作業を進めていく過程でアマノさんにご相談ください。
漆のことを学んだり、アマノさんとのお話の中で仕上げのイメージが最初と変わってくるかもしれませんから。

世の中には1日で簡単にできる金継ぎもありますが、てならい堂は、日本古来からある天然の漆を使った金継ぎを学んで欲しいと思いました。
天然の漆を使っての作業なので、漆を乾かすことに時間をおいたりと思った以上に時間が掛かります
きっと漆が生きていることを実感してもらえるはずです。
そして自分の手で繕えるようになる喜びを感じてほしいです。

てならい堂といっしょに金継ぎのキホン、いっしょに探しませんか?

※本記事は過去の教室記事になります。今年の金継ぎ教室詳細はこちらから

場所 :  モノ・モノ
東京都中野区中野2-12-5 メゾンリラ104
日時 :

★今回日程が合わない方で、次回開催のお知らせを希望の方はこちら

日曜日「朝」の会/2017年3月~6月 全6回
時間:10:00-13:00(教室は9:45からオープンします)
①3月26日②4月9日③4月23日
④5月7日⑤5月21日⑥6月4日

日曜日「昼」の会/2017年4月~6月 全6回
時間:15:00-18:00(教室は14:45からオープンします)
①4月9日②4月23日③5月7日
④5月21日⑤6月4日⑥6月11日

※工程によっては、早く終わる回もあります。
※急な欠席の場合、別コースや別日程への振替はございませんので、ご注意ください。

内容 :

◎定員
各回6名
※最小催行人数は各回とも4名となります。万一、定員に満たない場合は、ご連絡さし上げます。
◎参加費
27,000円(税別) 全6回コース(金粉代別)
※指導料、材料費、会場費、道具使用料込み。器が必要な方は別料金。
※今回は仕上げに高価な金粉や銀粉は使わず、漆での仕上げを予定しております。
※金粉や銀粉も使いたいよーという方は、別料金になりますのでアマノさんへご相談下さい。
※クレジットカードでの事前決済(6回分一括払い)となります。
※進捗に応じて、補講を開催します。全日程終了後に別料金4,500円(税別)で予定しています。

 

てならい堂では、自分で金継ぎをするのはハードルが高いけど、器を金継ぎで“ちゃんと”直したい人、気軽に金継ぎの器に触れてみたい人に向けて、『器の金継ぎ修理』依頼も受け付けています。金継ぎにご興味ある方は是非詳細ご覧ください。